同人Twitterをやめてよかったこと&やめたい人へ


※SNSにこの記事のURLを貼らないでください。

 

私は同人Twitterを2009年にはじめて10年間やってやめました。

とりあえず、そろそろやめて2年経つので心底やめてよかったなと感じていることを書こうと思います。

この記事は「やめろ」と言っているわけではなく「やめようと思ってる人」「やめたいけどやめられなくて背中を押してほしい人」におすすめの内容であって、そうじゃない人にはおすすめできません。

あとタイトルに書いてありますが同人系じゃない人はまったく当てはまらないと思います。


  • 時間がたくさんできる

SNSは人が時間を無駄にするようにできています。

SNSは広告費で稼いでいます。つまりユーザーが見る時間が長ければ長いほど儲かります。

なので人が延々と時間を費やすようにうまく作られています。

以前ホームにまで「○○さんがいいねしました」なんてツイートは表示されませんでした。これは望まない人が多かったです。

なんでTwitterはユーザーが望まない機能を実装するのか。それはTwitter側は広告費を稼ぐのが目的だからです。

ユーザーが延々と時間を費やすように施されたものです。

私はまずこのTwitterの奴隷をやめられたことが良かったと感じてます。

 

まだやっている人はスマホのスクリーンタイムを見ると想像以上にTwitterに費やしている時間が多いと思います。

人によっては10時間以上を費やしている人もいます。

その時間が手に入ると今までできなかったことができます。

私は実際絵を描くのでいっぱいいっぱいでしたが、今はアクアリウムとウォーキングやりながら3Dを勉強して且つ今まで通り絵も描けてます。

やめるとそれぐらいいろいろできます。

 

  • いいね中毒が治る

まずSNSでいいねをもらうとドーパミンが出ます

この脳の反応はパチンコであたりが出たときと同じ反応です。

つまりギャンブル依存症に近い状態になります。

この中毒になると上記のように時間を湯水のように使うことになります。

ギャンブル依存症はお金を費やしますが、SNS依存症は代わりに時間を費やします

お金はがんばれば取り戻せるかもしれませんが、時間は絶対に取り戻せないので、場合によってはSNS依存症の方が恐ろしいと思います。

 

例えば、学生時代や青春時代のような貴重な時期や、いろんなことができる若い時期をSNSに費やして、お爺さんお婆さんになってからその過ちに気づいたとしても、もうそれは手遅れなんです。絶対に取り戻せないんです。

 

あと、いいねをモチベーションにして作品を作るのはあまり良くないです。

自分でコントロールできないものをモチベーションにしないほうが良いです。

それはガソリンを少しずつ人に入れてもらって走っているような状態で、いつ止まるか分からないということです。

当たり前ですがストレスなく長く続けたいならガソリンは自分で入れたほうが良いです。

実はこのいいねの危険性はweb拍手時代から危惧されていて、十年以上前に上手にまとめてくださった方がいます。

「Web拍手の罠」で検索してください。

 

  • 精神が安定する

やめてから見たくもないニュースや人の言動を見て心をすり減らすことがなくなりました。

Twitterを開かなければ傷つかなかったかもしれない。傷つく必要のないことで傷ついていたかもしれません。

実際のところ優しい人や思慮深い人ばかりがTwitterで傷ついているように見えます。

そうやって思慮深い人が去っていくと攻撃的な人ばかりが残ります。

また、周りが攻撃的だと攻撃的でなかった人も攻撃的になる可能性があります。

最近攻撃的な人が目立つ理由のひとつはこれだと思います。

Twitterは今そういう悪循環が起こっているように感じます。

 

また、通常ドーパミンは何か行動して物事を成し遂げた時などに出る達成感のようなもので、脳内麻薬とも言われています。

大して事を成していないのにたくさんいいねが付いてしまうと、何か大きなことを成し遂げたように錯覚してしまいます。これは人を怠慢にさせます。

逆に、とても苦労して頑張ったことに対して予想よりもいいねが少なかった場合、達成感がなくなり、自分を卑下してしまいます。

当然これらは精神を掻き乱します。これがなくなるだけでも十分心が穏やかになります。

 

  • 無駄遣いをしなくなる

これは私ではないんですが、版権のファンの人に非常に多いようです。

Twitter内ではなぜか「好きな作品には貢ぎなさい、回収しなさい」みたいな風潮やマウント争いがありますが、実際そんなことはないので、やめた途端お金が貯まるようになる人は多いようです。

 

 


 

 

 


やめたいけどやめられない場合

 

私もやめられなかった身です。今のように話せるようになるまで2年かかりました。

よく恋愛は忘れられるまで付き合った期間の半分かかると言います。そのノリでいうと体感3分の1ぐらいかかると感じます。つまり10年やった私は完全に抜け切るまで3年強かかるということです。

なので短い期間でやめられるなら早めにやめてほしいと願っています。

ただ私は完全に互助会がトラウマになっており、今でも名前を見たり思い出す機会があると動悸がしますし完全に眠れなくなります。これは治る気配がないです。

 

  • 自己肯定感を高める

承認欲求が強いというのは、自己承認とか自己肯定感が低いということなので、それを高めるのも良いと思います。

どういうことかというと、何でもかんでも他人に承認される必要はなくて、趣味の範囲なら自分で自分を承認してあげればいいということです。

 

①ほめ日記をつけてみる

Twitterを日記代わりにしている人は、手書きのほめ日記をはじめてみるのもいいかもしれないです。

手で書くことによって脳にインプットされるので自然と自分に肯定的になり、前向きになれるというものです。

むずかしく考えることはなくて、「今日は部屋の掃除をした。えらい!」とかそういう程度でいいと思うんですよね。

「ほめ日記」で調べてみると専用のノートや本も出てきますので良かったら調べてみてください。

 

②おすすめ瞑想アプリ:Meditopia(メディトピア)

個人的には瞑想(マインドフルネス)がおすすめなんですけど、ハードル高く聞こえるかもしれないのでガチでやらなくてもいいので、本当に困ってる人はメディトピアがおすすめです。寝ながら聞くだけの簡単なプログラムもあります。

自己肯定感を高めるトピックがたくさんあるのでおすすめです。

 

  • ブログや他のサービスに切り替える

10年前と比べるとブログは人が読む人書く人減りましたが、減ったことによって静かになってよかったと思います。なんかうるさかった人はTwitterに移動したんだと思います。

よほど変なこと書かないかぎり茶々入れられないので思う存分語れます。

タイムラインもないので心穏やかでいられます。知りたくない情報とか空中リプとか飛び込んでくることはないです。

 

  • やめる代わりに何かをはじめてみる

やめようとしてもそわそわしてしまう人は、やめる代わりに何かをはじめてみるのがおすすめです。

 

私はやめる間際にウォーキングをはじめました。

電車で行くような距離を徒歩で行ってみようと朝5時にスタートして13時に到着したりしてました。アホですが「0円で来た」ということに無駄に達成感がありました。

毎週合計100km歩いてました。ちょっとやりすぎですがこれはやめるのに結構効果的だったと思います。

むりやりやめようとしなくても、質の良い達成感を得ると質の悪い達成感はいらないと自然に気づきだんだんやめていけます。

 

ウォーキングをはじめたこと自体は職場にポケモンGOをやってる人がいて自分もやろうかな~という程度でした(当時100kmの報酬は存在しなかったので結局ゲーム性を無視してるわけですが・・・)

 

特に何も思いつかない!って方はウォーキングとかお散歩がおすすめです。

外の空気を吸って気分転換にもなって、お金もかからないので。

今はスマートフォンで自動記録できるので、家に帰って休憩がてらアイスでも食べながら「今週○km歩いたな~」って満足してください。100kmもやらなくていいです。

 

 

 


 

 

自分の場合のそもそもの話をします。

私は個人サイトとブログを先に持っていて、Twitterはあとからオマケ程度ではじめました。ていうか当時Twitterはその程度の存在でした。

なぜかというとTwitterは最初今ほど多機能なツールではなかったからです。リツイートもハッシュタグも何もありませんでした。画像投稿機能はギリギリあったかもしれないけど1ツイートに4つも貼れるようになったのは最近です。

なのでTwitterがブログの代わりになるような時代が来るなんて思ってなかったです。

 

それで私はずっと「どうでもいいことをつぶやく場所」という感覚でいたので、画像投稿機能がはじまっても絵をTwitterに載せることはしませんでした。

記憶が曖昧なんですけど、絵を載せはじめたのが2017年頃で、なんで載せないんですか?って感じのことを言われたからだった気がします。

そうするとだんだん「どうでもいいことをつぶやく場所」ではなくなっていきました。

今考えると明らかにこれがきっかけでTwitter嫌いがはじまり2019年にやっとやめられたと感じます。

 

もっと早くやめればよかったのに、2年ぐらい踏ん切りつかなくて嫌々やっていたの、今考えると本当にアホくさいです。

なのでもっと早く踏ん切りがつく人が増えるといいなと思い上記をまとめました。

 

・少しずつアップデートされて登録したときとはまったく別物のツールになっていることに気づかなかった

・いいねシステムの本当の仕組みや中毒性に気づいていなかった

 

私はこの2点に気づいていればもっとはやくやめられたのでは?と思い今回まとめました。

先に申したように、私は先にこのブログをやっていたので、オマケが消えて元のブログのみの状態に戻っただけなんですが、なぜか「さようなら」を言ってくる人がいて笑止でした。

そんな人ははじめから私の作品に興味はなかったんでしょうね。

 

同人Twitterをやめたら人生終了なのか?まったくもってそんなことはないです。むしろ始まりです。